神田神保町 古本と楽器とスポーツ用品 儒教はお江戸を安定させたか

金曜日、日帰りの出張で関西から同期が東京に訪れた。ご苦労なことだ。仕事が終り最終の新幹線の時間まで東京駅の近くで飲むこととなった。ヤロー4人で焼酎のボトルを開けてしまった。気がつけば最終の関西向けの新幹線はもう終っている。そいつと二人で私の部屋で一晩明かすこととなった。

私のワンルームマンションには、電子ピアノCasio PriviaとシンセサイザーDX7(これは古典的な名器だ、ただキーが一つ落ちたまま上がらない)と、1弦が切れたエレキギターがある。この弦を切ったのは、前に部屋にきたそいつだ。スピーカー内蔵の電子ピアノ以外は、パソコン経由で、USBオーディオ/MIDIインターフェースYamaha UW500につないであるスピーカーから音が出るようにしている。これでパソコンにあるI-Tunesの曲もスピーカーから出力できる。これが私のオーディオセットだ。

コンビニでよせばいいのに、チュウハイとつまみを買ってきて、I-tunesでJazzをかける。ランダム選曲だが、思わず電子ピアノとシンセサイザーのスイッチを入れてしまった。酔っ払いのジャムセッションの始まりだ。延々とセッションは続き、気がつけば夜中を過ぎている。江戸の時間で言えば牛の刻を過ぎて、虎の刻となっている。二人の大虎はキーが合っていようがいまいが、そんなの関係ない。ミュージシャンも疲れる。さすがに休むことにしたが、気がつけば次の日の昼過ぎ。土曜日は殆ど死んでいた。半死状態の相手も新幹線で帰路に着く。

日曜日、さすがにお腹がすいた。図書館で借りているJazzのCDと本も返しにいかなければならない。ただ、図書館は休みだった。本のみ、「ブックポスト」に返却してきた。

そのまま帰れば、またグズグズしそうだったので、久しぶりに浅草橋から水道橋に向かうこととした。水道橋の近くには湯島聖堂がある。
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http://www.seido.or.jp/index.html
湯島聖堂は、徳川幕府が儒教の振興を図るために、元禄3年(1690)湯島の地に聖堂を創建したものだ。前に来たときにはその目的がよくわからなかった。
なぜ世界で一番高い孔子がここにあるのか。さらに、およそ100年を経た寛政9年(1797)幕府直轄学校として、世に名高い「昌平坂学問所(通称『昌平校』)」が開設されているのか。

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徳川家康が儒教(朱子学)を幕府の正式の学問あるいは国教とした理由は、それが規範(倫理・道徳すなわち倫理綱常)を与えるからだった。戦国武士道のような不安定規範ではなく、安定した規範を与えるからだ。武士道を朱子学によって改変して、太平の世の身分社会のための規範にしたといえる。
朱子学は幕府によって封建支配のための思想として採用された。藤原惺窩セイカの弟子である林羅山 が徳川家康 に仕え、以来、林家が大学頭に任ぜられ、幕府の文教政策を統制した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%92%E6%95%99

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朱子学は、立身出世の途となり、林家の他の学派も成長している。特に木下順庵 門下には、新井白石ら多くの人材がいる。幕府及び各藩の政策決定に大きな影響を与えたそうだ。

簡単に言えば、儒教(朱子学)は、主に五徳=五常(仁・義・礼・智・信)、(忠・孝・悌)が挙げられるそうだ。
 人を思いやる心。他人に対する優しさ
 正義を貫く心。
 礼を尽くす心。敬意を表す行為
 物の道理を知り、正しい判断を下す能力
 欺かないこと。いつわらないこと。忠実なこと。

 真心をこめて国家や主君に仕えること
 親、先祖によく仕えること
 目上の者によく仕えること

つまり自分の統治は徳があることによって保証されているので、その中では、忠・考・悌テイであれということだ。南総里見八犬伝は、今で言えば江戸時代のドラゴンボールであった。

南総里見八犬伝
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E7%B7%8F%E9%87%8C%E8%A6%8B%E5%85%AB%E7%8A%AC%E4%BC%9D
八犬士はそれぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣を身体のどこかに持っている。また、彼らは共通して「犬」の字を含む姓を持つ。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、前世の因縁に導かれて互いを知り、安房に理想的な国を築く里見家の下に結集する。忠臣・孝子・貞婦のおこないは報いられ、佞臣・姦夫・毒婦のおこないは罰せられる、儒教的道徳にもとづいた勧善懲悪の物語である。

思想は恐ろしい、その時のサブカルチャーである江戸時代の戯作、日本の伝奇長編小説の古典の一つまで既定してしまっていたのだ。しかし、価値観が大きく揺らぐ今、儒教(朱子学)は、まだ生きているのだろうか。

湯島聖堂から聖橋を戻れば、ニコライ聖堂がある。日本人の宗教、思想の受け入れ方は半端ではない。まるごと受け入れてそのまま自分なりに解釈するのだ。明治維新後ロシア正教まで受け入れている。
新約聖書ヨハネの福音書1章には「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった」とある。ニコライ堂の正面にはこのことばが掲げられている。

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ニコライ堂
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E5%A0%82

井沢元彦の本で、日本人の宗教の受け入れ方はビーフカレーだといっていた。つまりなんでもありなのだ。
カレーと言えばインドである。インドは仏教の発祥の地であるが、しかし今はヒンドゥ教が主流だ。インドでは牛が町中をわがもの顔で歩いている。牛を「神聖な動物」として、非常に大切にしているからだ。そんな神聖な存在なので、ヒンドゥー教徒は牛肉を絶対に食べない。しかし、日本ではビーフカレーはカレーの中の王者である。私はインド人に知り合いはいないが、もし知り合ったとしてもビーフカレーだけは一緒に食べないようにしよう。

ニコライ堂から南に下りれば、神保町だ。このあたりには明治大学や日本大学、東京歯科大学などの学府が沢山集まっている。近くに古本の街があるのもうなずける。

でも、その古本屋の間にギターショップや楽器屋も多い。楽器屋で思わずジャズピアノ入門の本を探した。まだ持っていない本があったので思わず買おうとしたが、小さな自省心がそれを止めてくれた。もう十分買い過ぎている。練習もできていない。
クラプトンまでクラッシックギターを弾こうとしている。

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思いつきで買った教則本を整理しておこう。
・ピアノでコード弾き キーボードマガジン
・Intro to Jazz for Keyboard VInnie Martucci
・キーボーディストのための能力開発エクササイズ Dave Limima(DVD)
・A Guide To Jazz Improvisation Berklee Press

・初めてのジャズ・ピアノ 藤井英一
・ジャズピアノトレーニング 藤井英一

・Teach Yourself Chords & Progressions at the Keyboard Dr.Bert Konowitz
・Intermediate Jazz Conception Study Guide "Piano" David Hazeltine / Jim Snidero
・Jazz Piano An In-Depth Look At The Style Of The Masters Liam Noble

・なんちゃってジャズ・ピアノ 斉藤修
・なんちゃってジャズ・ピアノ らくらく実践編 斉藤修

・Aspire To Jazz Pianist (憧れのジャズ・ピアニスト) 中島久恵

・Play The Jazz Piano 稲森康利
・Improvisation Workshop First Step 稲森康利
・Improvisation Workshop Standards 稲森康利

・はじめてのジャズピアノトリオ 宮前幸弘
・Jazz Piano Trio Vol1 宮前幸弘
・Jazz Piano Trio Vol2 宮前幸弘

・これなら弾けるジャズピアノ 春畑セロリ
・ザ・ジャズ・ピアノ [上巻] [下巻]  小谷教夫
・HIgh Grade Session FUSION 秋谷えりこ

・はじめてでも!?JAZZアドリブvol_1 高木宏真
・ピアノ・ビギナーのための/ジャズ:上・下 林知行

後、何冊かあるが、基本的に楽譜が読めないので、CD付きの教則本しか買ってない。I-Tunesからコピーするのがめんどくさくなったので、このへんにしておこう。それより、ピアノの下にあるそれらの本のうちまだ一曲も満足に弾けない。一番役に立っているのはDVDのキーボーディストのための能力開発エクササイズDave Limimaだ。やっぱり弾いている指が見えると楽譜よりも説得力がある。日本人の教則本はクラッシックピアノを弾ける人が前提なのか、なかなか難しい。

神保町には古本屋も多い、文学、古典、歴史、社会科学、サブカルチャー。書店の特質を知っておけば立ち読みも楽しいだろう。ハードカバーから単行本までどれでも1冊100円というものから、1冊500円、2冊で500円、3冊買っても500円という店まである。逆に文庫本でも品切れで書店では手に入らないものは、定価の3倍以上の価格が裏表紙に書いてある。

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吉本隆明の本が結構店頭にならんでいた。こんな本も書いていたのかというものまであった。結構安いのだが、ハードカバーの本だ、金曜日の疲れがまだ残っている、今日は調べるだけで帰ることにしよう。

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神保町にはスポーツマンも多い、イチローまでバットを握っていた。

以前に訪れたお茶の水から日本橋
http://takeone0124.at.webry.info/200608/article_1.html

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