鎌倉新仏教 日蓮と道元 鎌倉大仏 平安仏教が貴族仏教であったのにたいして、鎌倉新仏教はあらたに台頭してきた武士階級や一般庶民へと広がっていったそうだ。小町通りに向かう道を鶴岡八幡宮に向けて歩いていると、八幡宮の手前に曹洞宗高祖道元禅師鎌倉御行化ゴギョウケ顕彰碑がたてられている。 道元の鎌倉御行化ゴギョウケとは、 越前福井の永平寺を開き、弟子たちの指導に専… トラックバック:0 コメント:0 2008年03月01日 続きを読むread more
新宿七福神と寿限無 会社での何気ない会話の中で、最近外人が日本に来て一番行きたい場所は新宿だという話を聞いた。新宿には観光できる場所が特にあるようでもないので、どうしてなのか疑問に思っていた。 この間、実家に帰った時、母親から新宿七福神があるのを知っているかと聞かれた。正月番組で、新宿に七福神がありその特集をテレビで放映していたらしい。それを見て普段… トラックバック:0 コメント:0 2008年02月16日 続きを読むread more
難波宮と石山本願寺 豊臣秀吉と大阪城 土曜日朝、所要があって、大阪・布施方面にまで行くことになった。用事は朝だけ、ついでに環状線で見えた大阪城に寄っていこう。夕方からは、大阪で昔仕事を一緒にした連中との同窓会がある。 大阪城 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9D%82%E5%9F%8E 大坂城(大阪城オオサカジ… トラックバック:0 コメント:5 2008年01月26日 続きを読むread more
高砂や この浦舟に 帆を上げて 世阿弥は播磨出身であったのか 新年、能の番組をテレビで放映していた。久しぶりの連休の中日、正月三が日の間、気分転換に初詣に行こう。明日も個人的には休みだ。正月の能の中でも最も有名なものは、世阿弥の高砂だ。高砂で、新年を「ことほぐろう」。 新年だが、昨日から相方は、実家の佐賀に帰っている。大きくなったワッパはそれ自身に任せておくことにしよう。 おめでたい謡… トラックバック:1 コメント:3 2008年01月03日 続きを読むread more
汽笛一声新橋を ジャズの音色を友として 「汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として」 1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した『鉄道唱歌』ではこう歌われた。 今日は、同じフロアで仕事をする先輩が所属するジャズバンドのコンサートが新橋である。久しぶりのジャズのライブは楽しみだ。その前に少し新橋あたりを散策してみよう。 … トラックバック:1 コメント:1 2007年12月15日 続きを読むread more
和歌三神と馬鹿三人 向島の雪見酒 先週末から風邪をひいて体調が悪い、しかし少し落ち着いて来たので朝から出かけることにした。向島方面へ、浅草橋から浅草線に乗って本所吾妻橋で降りる。 本所吾妻橋から東武伊勢崎線の業平橋駅まではすぐ近くだ。 近くに架かる隅田川の「吾妻橋」に由来する。この由来として在原業平を主人公とした『伊勢物語』の中にこの付近を舞台とした「都鳥」があ… トラックバック:5 コメント:0 2007年11月17日 続きを読むread more
ちりとてちん 福井県小浜 箸とお水送り 3月12日に奈良東大寺二月堂で行われる「お水取り」に先がけて、毎年3月2日に行われる小浜市神宮寺の「お水送り」は、奈良と若狭が昔から深い関係にあったことを物語る歴史的な行事だそうだ。 お水取りに関して、小浜が関係しているとは知らなかった。11月3日、文化の日には、毎年健保組合のバスツアーがある。日帰りで、一人2000円の参加費で食… トラックバック:0 コメント:0 2007年11月03日 続きを読むread more
王子のきつね ゲーテと渋沢栄一 今日は王子に行ってみよう。実は週末、会社の帰りにカメラの三脚を持ってタクシーに乗ったが、その三脚を車の中に置き忘れてしまった。車代の領収書の番号に電話をすると、もう車は入庫しており事務所で保管しているとのこと。事務所は北区滝野川にある。 北区滝野川は、JR京浜東北線の王子駅から近い。以前飛鳥山公園に行った時、渋沢資料館は行けなかっ… トラックバック:1 コメント:0 2007年10月13日 続きを読むread more
千早ふる神代もきかず龍田川 相撲の本所 両国 からくれないに 土曜日、「ちゃんこの会」が開かれることとなった。関西出身者が両国で集まる。それなら集合時間まで、相撲の両国をもう一度歩いてみよう。 今日は雨模様、昼過ぎに降雨率40%となっていたので、昼から浅草橋の図書館に、借りていたCDを返しに行き、柳橋を過ぎてそのまま両国橋まで歩く。 両国橋は、武蔵国ムサシノクニと下総国シモウサ… トラックバック:0 コメント:0 2007年09月29日 続きを読むread more
奥州平泉 源義経と松尾芭蕉 松尾芭蕉は隅田川沿いにある芭蕉庵から、北千住をスタート地点とし、約半年をかけて日光・平泉・金沢・大垣とまわる「奥の細道」の旅に出る。折り返し点は平泉だった。仙台にまで行く用事がある。ついでに以前から行って見たいと思った平泉に旅してみよう。宮城も岩手も今まで行ったことがない。 上野駅から、東北新幹線「はやて」に乗り、一ノ関で東北本線… トラックバック:1 コメント:0 2007年09月08日 続きを読むread more
ラストサムライと乃木大将 南青山から赤坂へ 赤坂御用地の周辺には明治神宮外苑が接している。外苑東通りを歩くと南青山一丁目に着く。四谷から赤坂界隈を散策して帰った夜、土曜プレミアムで「ラストサムライ」が放映されていた。ラストサムライは、明治維新1868年の戊辰戦争や明治10(1877)年の西南戦争がモデルとなっている。今日、もう一方のラストサムライの住んでいた場所に行って来た。 … トラックバック:2 コメント:17 2007年08月18日 続きを読むread more
四谷のお岩さんと鶴屋南北 お盆の後には暑い日が続いた。この間、どうすれば涼しくなるかというテレビ番組が放映されていた。笑えないギャグを発すると「さむー!」というが体温は下がるのか。お化け屋敷に入いり怖いものを見ると体温が下がるのか。といった実験をまじめに行っている。 結果は、使えないギャグを発すると言った本人の体温が下がる。怖い思いをすればその本人の体温が… トラックバック:1 コメント:0 2007年08月18日 続きを読むread more
みのひとつだになき 太田道灌と石神井公園 室町時代の武将 太田道灌(1432~86)は、上杉家の重臣で、長禄元年(1457)江戸城を築いたので有名だ。室町時代とは、1333年の鎌倉幕府滅亡と建武新政の開始から、1573年の足利義昭の追放による室町幕府の滅亡までを言い、足利時代ともいえる。 東京の発祥地は浅草。浅草寺の縁起(628)、古代の豊島駅(現北区豊島・王子の辺り)や… トラックバック:0 コメント:1 2007年08月04日 続きを読むread more
神楽坂奇譚 植松眞人と夏目漱石 植松眞人は、コピーライターであるが、小説も発表している。短編が多いが、作品はすべてネットの図書館『青空文庫』で公開されている。だいぶ以前、この人の神楽坂奇譚を読んだことがある。なんとも不思議な雰囲気の奇譚だ。今日は神楽坂を歩いてみよう。 JR飯田橋駅東口で降りて、津久戸小学校に進むと厚生年金病院の裏側に築土ツクド八幡神社がある。… トラックバック:0 コメント:0 2007年07月21日 続きを読むread more
浅草から両国へ どぜうとちゃんこ 北朝鮮が核施設の運転停止を宣言した。国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は、現地でIAEA査察官が原子炉の停止を確認したと言う。2007年7月17日 読売新聞。 東京で核実験が継続されているかどうか。私の査察官はそれを調査しに東京にやってきた。 実は、7月16日の海の日に行われる親戚の結婚式に一緒に出席するために、台… トラックバック:1 コメント:0 2007年07月14日 続きを読むread more
佃島と石川島 江戸の路地は大阪西淀の人間が作った 相生橋を渡れば、そこは佃だ。長屋風の家々が細い路地に並んでいる。 しばらくすれば、肉のたかさごの大きな看板が目に入る。佃名物が焼き豚であることは知らなかった。小腹がすいてきたので、一番小さい焼き豚のパックと蒸しタマゴを買った。 1590年(天正18年)、徳川家康が関東下降の際、摂津国佃村(現在の大阪市西淀川区… トラックバック:0 コメント:1 2007年06月30日 続きを読むread more
傾奇者カブキモノと天下祭 浅草三社祭 今日は、三社祭。観音本堂裏広場に勢揃いした町内神輿連合渡御が行われる。神田祭とともに天下祭の三社祭。祭りは神社が行うもの、寺が行うものではない。三社祭は浅草神社がその起点だ。浅草寺ではない。雷門の浅草寺は明治になるまでは浅草神社と一体だったのだ。浅草は何度も行っているが、これは見聞しておこう。 雷門の横は人でいっぱいだ。す… トラックバック:0 コメント:1 2007年05月19日 続きを読むread more
退治された酒呑童子 天下祭の神田祭 日本の祭りは、収穫期に行う自然神への感謝の儀式からはじまっている。神を迎えもてなし、祝祭の催しで住民の団結をはかるのだ。山車ダシ巡航の祭礼は、ハレのイベントで京都祇園祭りがルーツだとされている。祭りで神輿が主役になったのは、江戸末期からだそうだ。 江戸の祭りの中でも筆頭格が、神田明神の神田祭と山王権現社(日枝神社)の山王祭だそう… トラックバック:1 コメント:0 2007年05月13日 続きを読むread more
さくら舞い散る 内藤新宿からダ・ヴィンチまで さくらの開花状況が気になる。4月の初週までが見頃だそうだ。週末は花見に行こう。開花状況を調べると、新宿御苑が一番いいらしい。今日は少し曇っている、雨が降るかもしれないので、電車で移動だ。新宿線で新宿三丁目で降りる。 新宿御苑までは200メートルもない。でも人がいっぱいで新宿門ではなく、臨時門で200円の切符を買って入った。 … トラックバック:0 コメント:0 2007年04月01日 続きを読むread more
大隈重信、目白不動に行く 高田馬場 とある事情があり、私の目の下に隈ができてしまった。大隈だ。 隈が出来てから一週間がすぎ、その全快祈願をこめて目白不動に行こう。 行けば目のあたりも白くなると信じて。 高田馬場駅まで山の手線で20分少し。高田馬場駅早稲田口で降りる。 早稲田といえば、大隈重信だ。 大隈重信(1838年- 1922年)は佐賀藩士だった。第8… トラックバック:0 コメント:1 2007年03月11日 続きを読むread more
南都ビックリ 仏の顔も三度まで 東大寺盧舎那仏像 小学館ウィークリーブック「古寺を巡る」第一巻は法隆寺190円。テレビで宣伝していた。法隆寺は去年行ったところだ、思わず八重洲ブックセンターで購入。第二巻は07年2月6日発売の東大寺。宣伝にのせられてまた買ってしまった。ついでに、奈良の東大寺に行ってみよう。 奈良に行くのであれば、まずは春日大社からだ。カーナビにセットすれば、1時間… トラックバック:0 コメント:0 2007年02月10日 続きを読むread more
塩原太助一代記 両国のサクセスストーリー 塩原太助シオバラタスケ、寛保3(1743)年- 文化13(1816)年は、江戸時代の豪商だ。 裸一貫から身を起こし、大商人へと成長した。 「本所に過ぎたるものが二つあり、津軽屋敷に炭屋塩原」と歌にまで詠われるほどの成功をおさめた。戦前には立志伝型人物として教科書にも登場したそうだ。 昌平橋から両国橋を越えて、塩原橋、さらには… トラックバック:0 コメント:0 2006年12月17日 続きを読むread more
大川はミシシッピ川、浅草は日本のニューオーリンズだ 浅草は東京の歴史であり、日本の文化の中心であった。意外なことに浅草には、レコードやライブハウスなどのジャズの店が多い。2年前には、浅草の商店街の名物おかみがニューオーリンズの名誉市民となったそうだ。 ジャズ発祥の地といわれるルイジアナ州ニューオーリンズ。ここは、フランスの軍港だったこともあり、ヨーロッパからの船が着くところであった… トラックバック:0 コメント:0 2006年10月28日 続きを読むread more
大川、隅田川は日本のミシシッピー川だ ミシシッピはインディアンの部族であるオジブウェ族の言葉で「大きな川」を意味するそうだ。 ミシシッピ川 (Mississippi River) は、北アメリカを流れる川。ミネソタ州を源流とし、メキシコ湾へ注ぐ。全長3,779kmで、世界三大河川の一つに数えられている。アメリカ合衆国で一番長い。アメリカで大きな川がミシシッピ川であれば、日… トラックバック:0 コメント:0 2006年10月28日 続きを読むread more
「ひかえおろう この紋所が目に入らぬか」 の小石川後楽園。 昨日から体調悪し。会社に行く気分でもないし。でもぐるぐるしてると余計に体調悪い。 とりあえず、借りていた本とCDを図書館に返しにいこう。もうこの図書館のジャズのCDと落語のCDは大半借りてしまって、今はI-Podに収まっている。今日は、立川談志を借りて帰ろう。 昼過ぎ、とりあえず汗を出して体の毒素を出さなければ。JR駅二つぐらい… トラックバック:0 コメント:1 2006年10月22日 続きを読むread more
西郷さんのいる上野 開幕から維新前後 東京の観光ガイド、最初の方には必ず上野が紹介されている。さらには西郷さんの銅像。いまでも、記念撮影の人気スポットだ。でも、どうしてここに西郷さんがいるのだろう。西郷隆盛は、1877(明治10)年、明治政府に対する反乱(西南戦争)を起こして最後は切腹している。賊軍の代表がどうして上野にいるのか。 上野は岬だ。その岬の高台で、また彰義… トラックバック:1 コメント:0 2006年10月15日 続きを読むread more
北町奉行所から南町奉行所まで、銀座を通って 東京駅八重洲北口を出ると国際観光会館があり、その前に「いれずみ奉行」の名で呼ばれる遠山左衛門(遠山金四郎)で有名な北町奉行所跡があり、そこには小さな碑があるとガイド本には書いてあった。 オランダ人ヤン・ヨーステンは、東京駅「八重洲口」。イギリス人ウィリアム・アダムスは、日本橋本町1丁目の「按針通り」の地名の由来となっている中で、こ… トラックバック:1 コメント:0 2006年10月01日 続きを読むread more
八重洲は、ヤン・ヨーステン 東京駅は国際都市。 ヤン・ヨーステン、ヤ・エステン、ヤエス、耶揚子、八代洲、八重洲 ? 東京、いや東京駅周辺は国際都市だったのだ。朱印船制度を創ったのは徳川家康。関が原の戦いに勝利して覇権を確立した徳川家康は海外交易に熱心な人物で、1600年豊後の海岸に漂着したオランダ船の航海士ウィリアム・アダムスらを外交顧問として採用した。江戸時代は全部鎖国して… トラックバック:1 コメント:0 2006年09月30日 続きを読むread more
藁人形と解体新書(ターヘル・アナトミア) 千住宿 I-Podのイヤホンを耳に突っ込んで、デジカメバックぶら下げ出発だ。気がつけばI-Podの曲も、ジャズと落語で5000を超えてしまった。めざすは千住宿。 I-Podのスタートは、Wes Montgomeryの「The Incredible Jazz Guitar」 僕が最初にジャズに目覚めたアルバムだ。ギターもさることながらTom… トラックバック:1 コメント:0 2006年09月17日 続きを読むread more
目黒のサンマと鰻の幇間(たいこ) 朝の8時から銀行のATMがオープンというのをインターネットで知って、小銭貯金箱全部崩して、ATMに出かけた。 でも、土曜日は入金は出来ないということを行って初めて知った。入金した上でお金をおろすつもりだった。 なぜ、ATMに走ったかというと、念願のピアノ(といっても電子ピアノ ほんとに安くなったものだ)の購入の為。あきらめて、部… トラックバック:1 コメント:1 2006年07月22日 続きを読むread more